
ビジネスの場では、電話の対応ひとつで「会社のイメージ」が決まってしまいます。顔の表情やジェスチャーが伝わらず、声だけでコミュニケーションしますから、相手に感じ良く受け取ってもらうために、普段以上の礼儀正しさを心がけるようにしましょう。
朝は10時まで忙しい時間帯ですから、それまではなるべく電話は控えましょう。昼食時間も避けるのが基本です。相手が出たら、自分から会社名・部署名・名前をお伝えし、「いつもお世話になっております」「お忙しいところ恐れ入ります」など挨拶をしましょう。「今お時間はよろしいでしょうか?」と相手が電話に対応できる状況かどうか確認するのもマナーです。できるだけ要件を手短にお伝えするためにも、あらかじめ必要事項を箇条書きなどにしてメモしておきます。電話は基本的にかけた方から切りますが、目上の人などの場合は相手が切ってから切るなど、状況に合わせて対応することが大切です。
「私、○○会社の○○と申します。いつもお世話になっております。人事課の○○様はいらっしゃいますか。」
ベルは2回〜3回鳴った後に出るようにします。なかなか出られず、何度もベルが鳴ってしまった際には「大変お待たせいたしました。○○会社、○○でございます。」とお詫びの言葉をお伝えしましょう。会社名や担当名は相手にわかりやすいよう、はっきりと名乗ります。もし、相手の名前や社名が聞き取れなかったときには、「失礼ですが、もう一度お名前をおうかがいしてよろしいでしょうか」とたずねても失礼にはなりません(ただし、何度も聞くのはNG)。指名された人が不在のときは、その旨をお伝えし、お急ぎの用件であれば「折り返しお電話するように申し伝えます」などと対応します。受けた伝言は忘れず、担当者に連絡するようにしましょう。
「はい、○○会社でございます」
「○○はあいにく外出しております。戻り次第ご連絡差し上げるよう申し伝えましょうか。」
「○○はお休みをいただいております。明日は通常通り出勤の予定ですが、お急ぎのご用件でしょうか。」
電話を取り次ぐ時には、誰から誰への電話なのかをしっかり確認をします。つなぐ相手を間違えてしまっては失礼になりますから、「○○課の○○ですね。少々お待ち下さい」と言って、たとえ隣に座っている人に渡す際にも必ず保留ボタンを押します(受話器を手で押さえたまま用件をお話する人もいますが、電話をかけてきた方に聞こえてしまうことも多々あります)。指名された人へ取り次ぐときも「○○さん、○○会社の○○さんからお電話が入っています」と分かりやすく伝えましょう。
「○○ですね。電話をおつなぎしますので、少々お待ちください。」