
総務省の高齢者推計人口を発表によると、65歳以上の人口が2,640万人(前年比83万人増)、総人口に占める割合が20.7%(同0.7ポイント増)国民の約5人に1人となり、ともに過去最高を更新したことがわかりました。75歳以上の人口は1,208万人(同54万人増)、総人口に占める割合は9.5%で、国民の約10人に1人を占める結果となりました。
また2015年には日本国民の4人に1人が65歳を超える超高齢社会が現実になるであろうと言われています。
(2006年9月、総務省「高齢者推計人口」より)
障害者数は、身体障害者351.6万人(人口千人当たり28人)、知的障害者45.9万人(同4人)、精神障害者258.4万人(同21人)であり、およそ国民の5%が何らかの障害を有しています。
21世紀は高齢者の世紀ともいわれています。
高齢者や障害者等は日常生活の行動範囲が限られていますが、高齢化が急速に進展していく中で、観光分野においても社会に置いても、高齢者や障害者等の人々が安心して「気軽」に生活できる環境を整備していくことが極めて重要であると考えられています。
高齢社会において大きな割合を占めるようになる高齢者や障害者など移動に配慮を要する人々が、日常生活にいきいきと参加できるようなまちづくりを積極的に進めていくべきであると考えられています。
このような背景を基に、企業が続々と社員教育・自己啓発プロジェクトとして、また、企業イメージアップの一環としてサービス介助の資格を取得し、対応を積極的に進める企業・地域などは、他企業、地域に比べて優位を占めると言われています。
観光業界でも、高齢者が旅行に参加した場合やホテルを訪れた場合、結婚式に参加する場合など様々な場面で介助技術が求められるようになります。その為多くの旅行会社、ホテル、旅館、結婚式場などで注目されている資格でもあるのです。
バリアフリーとは、障害のある人が社会生活していく上で障壁(バリア)となるものを除去すること。もともとは段差解消などハード面(施設)の色彩が強いが、広義には障害者の社会参加を困難にする障害の除去(ソフト面の思いやり、気持ち)を含みます。
ユニバーサルデザインとは、改善または特殊化された設計なしで、最大限可能な限り、全ての人々に利用しやすい環境と製品のデザインです。
ユニバーサルデザインとバリアフリーとの違い
バリアフリーはもともとあったバリアを取り除くこと、それに対しユニバーサルデザインは最初から取り除かれている(特別な調整をしない)ことを指します。
初めて重度障害をお持ちの方に接する時は、恐る恐るになってしまったり、気後れしたような態度になることがあります。 怖がる人に、介助を受ける側も怖く感じるものです。 介助を受ける立場になって考え、自信を持って事を行なうように心がけましょう。
どの様に介助してほしいか本人の意思を尊重し、一方通行の介助にならないよう介助受容者とのコミュニケーションを大切にしましょう。
車いすは利用者の行動範囲を広げ、生活を楽しくしてくれます。ただ、介助方法を誤ると乗っている方は不安で不快。十分注意しましょう。
進む・止まる・曲がるなどの動作の前には必ず声かけをしてください。
車椅子に乗っておられる方や、小さな子供さんに言えることですが、夏に立って歩く人と、地表に近い所にいる人とは、大きな温度差があります。
特に、日ざしで熱くなった舗装された道路の上では、温度差は50cm違うだけで数度になります。
夏、車椅子で介助する時には十分気を配ってあげて下さい
健常の方にとって日常の何でもないことが、障害をお持ちの方や高齢者にとっては驚くほど嬉しい事だったり、新鮮な事だったりする事があります。
例えば、ちょっとしたお出かけや、買い物、また旅行など、健常者の方にとっては普通に出来ることであっても、障害をお持ちの方や高齢者にとっては新鮮な光景であったり、出来事であったりします。
そういうことも理解して、介助に携わると介助される側もまた嬉しく思います。
介助するということは、介助受容者を理解し、介護受容者と共に考え行動する事です。